2023/01/15
コロナウイルスの流行が始まってから思うことを書いてみようと思います。
私の思うことですので賛否両論あるとは思いますが、この人はこういう考えなんだなと思って読んでいただけると助かります。
コロナウイルスの流行が始まった頃、みかづきに通ってくださっている方にはしっかり情報発信をさせていただきました。
この頃から私も考え方は変わっていませんし、少しずつ理解してくださる方も増えていますし、最初は理解できなかった方もその通りだと実感できる方が増えているとは感じています。
でも、まだまだだなぁという気持ちもあります。
当初からお伝えしているのは
・感染しないためには免疫力を低下させない
・治すためには自己治癒力を低下させない
この2つです。
敢えて低下させないと書かせていただきました。
個々の持って生まれたもの(体質)などがあるため、全ての方の免疫力をご自身の努力だけで上げることは難しい場合もあるからです。
手洗い・うがい・消毒も大切かもしれませんが、やり過ぎるとかえって免疫力を低下させてしまう場合もあるので、そこはきちんと考える必要があります。
ワクチンは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、どうでしょう?
ワクチンをきちんと4回、5回と打っているのに感染している方、1人で2回も3回も感染している方はいらっしゃいませんか?
それが答えです。
コロナウイルスのワクチンのお話ではありませんが、具体例を挙げてみます。
私は病院で働いていましたが、毎年インフルエンザワクチンを打つ時期に、インフルエンザの勉強会を製薬会社の方がしてくださっていました。
インフルエンザも様々な型のウイルスが存在していて、その中で今年はこれが流行りそうだなと予想を立ててワクチンを作ります。
が、この予想が当たって流行しませんでしたなんて年は1回もありませんでした。
コロナワクチンとインフルエンザワクチンの作り方が違うため同じとは言えませんが、型が違っても効果があるよとか重症化が防げるよというのはおかしいと思いませんか?
そもそも、抗原(ウイルスなど)と抗体は鍵と鍵穴のようなものです。
似てるから鍵開いちゃったら困りますよね?
コロナワクチンは抗体ではなく中和抗体を作るものなので、先程も書いたようにインフルエンザワクチンとは原理が違います。
だから多少型が変わっても大丈夫ということらしいですが、ウイルスはどんどん変異しますし、ワクチンは変異してから作られるのでどうしても後手後手になってしまいます。
それより、ご自身の免疫力を低下させないようにすることの方が大切です。
そして、ワクチンを打てば抗体は必ずでききるのか?問題です。
すべてのワクチンで抗体ができているかを調べる訳ではないですが、B型肝炎は抗体がありすぎてもよくないため、定期的に抗体があるかどうかを調べていました。
抗体の量・持続期間は人それぞれです。
その中で、何回ワクチンを打っても抗体ができない人が一定数存在しました。
ただ、ずっとできなかったのにある日突然できる人もいました。
この頃の私には東洋医学の知識はありませんでしたが、今なら同じ人でもその時の体調などによって体の反応が変わることもあるということは理解できます。
そう、ワクチンを打てば抗体ができていると思うのは危険で、そしてできてはいるけど十分な量か、どのくらいの期間もつのかは人それぞれです。
しかも、新しい変異株は免疫回避能がある、つまりワクチンの効果が期待できないそうです。
ということで、ワクチンだけに頼ることは危険なのです。
みかづきに通ってくださっている(美容鍼灸のみの方は除く)方々の傾向をみてみると、2週間に1回以上のペースで通ってくださっている方は、ほとんどコロナウイルスに感染されていません。
ご家族が感染されても感染されなかった方もいらっしゃいます。
1ヶ月に1回くらいの方でも、感染しても後遺症が残っている方はいらっしゃいません。
鍼灸は免疫力を上げたり・自己治癒力を促進させてことが得意ですので、そのことが実感できています。
ただし、それだけではなく、免疫力や自己治癒力を低下させない方法をお伝えさせていただいていたからだと思っています。
ただ数名のみ、2週間に1回のペースで通ってくださっている方が感染されてしまいました。
とても真面目に通ってくださっている方々ではあるのですが、忙しくて少し間隔が空いてしまわれた時に感染してしまった印象です。
そうなんです、忙しくて身体を酷使していると免疫力は低下してしまうんです。
そのこともはっきりとわかった症例でした。
忙しいとどうしてもご自身のことは後回しにしがちですよね?
お気持ちはよ~くわかりますし、本当に仕方ないときもあります。
でも、忙しときほどご自身のお身体の声を聴いてあげてください。
みかづきに来る1時間だけでもなんとか捻出してください。
そうすることが実は効率がよかったりもします。
ただ、ご自身が疲れているかどうかすらわからなくなってしまっている方もいらしゃいます。
自覚は全くないと思います。
なので、周りの人声にも耳を傾けてください。
・忙しそうだね?
・顔が疲れてるけど大丈夫?
そんな時はちょっとだけ立ち止まってみてください。
どうしてもその1時間の時間が捻出できないという場合にご自宅でできることをお伝えしますね。
①食事の摂り方
②睡眠
③運動
定番ですがこれです。
というか、これに尽きます。
①食事
疲れているから精の付くものをしっかり食べよう、甘いものを食べようと思わないでください。
疲れているときこそ、胃腸に優しい温かいものを軽く食べるようにしましょう。
元気がでそうなお肉や油っこいものなどは消化にエネルギーが必要になるため、胃腸に負担がかかります。
消化にエネルギーを使ってしまい、回復するためのエネルギーが足りなくなります。
甘いものも食べ過ぎると胃腸に負担がかかります。
胃腸に負担がかかると免疫力が低下しますし、自己治癒力も低下します。
体調が悪い時に食べて元気を出そうとするのは人間だけで、他の多くの動物は何も食べずにじっとして、治すことだけにエネルギーを使います。
コロナウイルスに感染してしまった場合も同じです。
症状がなくてもです。
お腹が空いていなければ、水分だけでも大丈夫です。
胃腸を労わるよう心掛けてみてください。
栄養ドリンクやエナジードリンクも危険です。
ちょっと強い表現を敢えてさせていただきますが、これらは命の前借です。
命を削ってまでしなければならないことか?よくよく考えてみてください。
余談ですが、ステロイドも命の前借です。
②睡眠
寝ている間にしか身体は修復されません。
寝ても疲れがとれないなぁと感じる方は睡眠の質が悪いのかもしれませんので、やはり修復が行われていない可能性があります。
睡眠時間は7時間半前後確保しましょう。
確保できているのに疲れがとれない場合には
・入浴時間 寝る1時間半前まで
・夕食の時間 寝る3時間前まで
・スマホなどの電子機器 寝る1時間前まで
・照明が明るすぎないか
・お風呂の温度が高すぎないか
この辺りを注意してみてください。
③運動
日中の活動量が少なければ眠りにくくなってしまいます。
とは言え、活動しすぎても興奮して眠れなくなってしまいます。
また、じっとしていると気(エネルギー)や血の巡りが悪くなってしまい、東洋医学ではこれが病となります。
この病は身体の不調だけでなく、心にも影響が現れます。
心身一如ですからね。
運動と言うと苦手感がある方も多いかもしれませんが、健康のために動くことはとても大切だとどうかご理解いただきたいです。
・車を使わず歩いてみる
・エレベーターを使わず階段を使ってみる
・買い物をするなら大型ショッピングモールに行く
などなど、日常の中で少しだけ工夫をしてみるところから始めてみてください。
それが苦ではなくなったら、もう少しステップアップしてみましょう。
東洋医学では手足を動かすと胃腸の働きがよくなるとされていますから、免疫力アップにもつながります。
また、気血の巡りがよいと、外から入ってくるウイルスなどの身体の害になるものが身体の中に入って来ないように守ってくれます。
まさに免疫力です。
どうしても、どうしても無理という方は、腹式呼吸だけでもやってみてくださいね。
呼吸も大切ですから。
このようなことをお伝えすると、それだけですか?と言われる方も多いのですが、これだけのことができていない方が多いんです。
わかってはいるけどできないという方も多いんです。
でも、この基本的なことができていない上に、薬やサプリ、化粧品、ワクチンなどなどをどんどん足してももったいないだけなんです。
きっとこの記事を読んでくださっている多くの方が気になっている
・自律神経の乱れ
・更年期症状
・不妊症
・認知症
なども、生活習慣を見直すこと、特に運動することが医療の現場でも第一選択肢になっています。
何事も基本が大切ですから、少しずつでもよいので、できることから取り入れてみてください。
もちろん、すぐに変化を感じられることはすくないかもしれませんが、コツコツと積み重ねた先に本当の健幸があります。
人生100年時代と言われていますが、この先も今と同じように医療や介護が受けられる希望はないといっても過言ではありません。
『自分の健康は自分で守る』
みかづきの理念でもありますが、そのために一歩踏み出しましょう。
そうすれば、コロナウイルスの流行も悪くなかったと思えるはずです。
色々な我慢を強いられただけで終わるのはもったいなくないですか?
1人ではなかなか難しいという方は、ぜひみかづきへお越しください。
一緒に改善できることを見つけていきましょう。