2018/03/23
『中庸』という言葉をご存知ですか?
ウイキペディアさんによると、儒教において「四書」の1つであり、またその中心的概念の1つであるとのこと。
「四書」とは儒教の経典のことです。
日本は仏教だと思っている方が多いかもしれませんが、実は儒教の思想がかなり強いんです。
この『中庸』という言葉も儒教の思想なのですが、とても奥が深く、目指すべきところだと思っているのでご紹介しますね。
学ばずとも誰にでもできることとも書かれていますよ。
『中』とは偏らないということを示していますが、これは単に真ん中・平均・足して2で割るということではなく、その時々の物事を判断する上でどちらにも偏らないこと。
『庸』は平常ということ。
すなわち、偏ることなく常に変わらないこと、過不足なく調和がとれていること。
ギリシャの哲学者アリストテレスも、この思想を重んじていたようです。
東洋医学では、足りすぎても足らなすぎても”病”と考えます。
つまり、足りすぎず・足らなすぎず、『中庸』を目指す医学だということ。
そして、この『中庸』はただ真ん中・平均ということではありませんから、お一人お一人目指す場所は違います。
だから全てオーダーメイド。
当たり前です。
あの人はああだから、この人はこうだから・・・私は・・・と人とは比べられないということ。
西洋医学はこの数値から外れたら”病”と決めてしまう医学です。
人それぞれという考え方ではありません。
だから病気を自ら作り出してしまうんです。
今年は一緒に『中庸』を目指してみませんか?
それだけで身体も心も楽になれますよ。