2019/01/22
『みかづき』は女性専用サロン(男性はご紹介のみ)ですので、お越し頂く方のほとんどが女性です。
何歳になっても気になるのが美容。
美容鍼灸を受けられる方が多いです。
が、カウンセリングや施術中にお話を伺って、多くの方が悩まれているのが女性特有の諸症状です。
10代・20代でも生理不順や生理痛・生理前の諸症状(PMS)に悩まれていますし、50代前後の方はいわゆる更年期症状で悩まれています。
生理があっても大変、なくても大変、女性の身体って繊細なんですよ。
きちんとご自身でご自身の身体のこと、理解してあげていますか?耳を傾けてあげていますか?
この女性の様々なお悩みに関係しているのが、女性ホルモン”エストロゲン”です。
”エストロゲン”の出たり出なかったりが自律神経の調整に影響を与え、体調不良の原因となります。
”エストロゲン”が出ないと、骨がもろくなったり、コレステロール値が上がって太りやすくなったりもします。
~10代・20代の方へ~
生理はきちんとありますか?
➡3ヶ月以上生理が来ない場合は医療機関を受診しましょう。
受診前に数か月間の基礎体温を記録していくといいですよ。
排卵はきちんとありますか?
➡生理があっても排卵がない場合があります。
排卵があるかどうかは基礎体温を測らないと分かりませんよ。
生理痛はないですか?
➡生理痛はないのが普通ですよ。
鎮痛剤は痛みを軽減するだけで、決して治る訳ではありません。
病気が隠れている場合もありますよ。
若いから大丈夫、産婦人科は恥ずかしいと思わずに受診してみましょう。
子供が欲しいなぁと思ってから始めても遅い場合もありますよ。
~30代・40代の方へ~
”エストロゲン”の分泌が減りはじめ、心身共に不安定になるお年頃です。
お仕事も重要な仕事を任されるようになり、子育て・家事などなど大変な時期です。
私自身、35歳の時に大きな身体と心の変化を感じましたし、患者さまからも35歳くらいから・・・というお話はよく伺います。
どうやら次は45歳のようなので、いきなり大きな変化を迎えないように、お身体のメンテナンスと心の準備を始めてみませんか?
特に生理痛がひどい方は要注意ですよ。
また、体調があまりよくないなぁ、若年性更年期症状かしら?と思ったり、本当に生理がこなくなってしまったら、すぐに産婦人科を受診してくださいね。
生理がなくなる=エストロゲンの分泌がなくなる=骨がもろくなるですからね。
一般的な50代前半に閉経を迎える方より、骨粗鬆症のリスクがグンと上がるということです。
何でも同じですが、無くなったものを元に戻すということはとても難しいですから、早めに適切な処置をしましょうね。
~50代以降の方へ~
閉経と共に”エストロゲン”の分泌がなくなってしまいます。
と共に、子育てから解放され、心にぽっかり穴が開いたようになるお年頃です。
または、子育てから解放されたと思っていたら、今度は介護・・・という方も増えてきます。
女性は”エストロゲン”に守られているので、生理がある間は病気にかかりにくいのですが、”エストロゲン”の分泌がなくなると同時に病気にかかりやすくなってしまいます。
骨ももろくなってしまいます。
”エストロゲン”の材料はコレステロールなので、今までと同じようにコレステロールを摂取していると、動脈硬化や肥満のリスクも高くなってしまいます。
女性は閉経と共に急にホルモンの分泌がなくなるので、不調として感じやすいんですね。
これがいわゆる『更年期症状』というものです。
早め早めに対処することで症状が軽くなる場合もあるので、ご自身の健幸のための時間を作るようにしましょう。
世の中は女性がいるから成り立っているんですよ。
女性が元気でないと、世の中は元気になりません。
もちろんご家庭や職場もです。
家族のため、職場のためなどでご自身を犠牲にされている方も多いと思いますが、少し想像してみてくださいね。
職場は置いておいて、ご自身がが倒れたらお家の中はどうなりますか?
旦那さんやお子さんが家事を手伝ってくださるご家庭が増えているかもしれませんが、それでもお母さんの役割はとても大きいものですし、お家の中が元気ではなくなりませか?
何もできず横になっているご自身がもどかしいかもしれません。
女性はもっともっと自分自身を大切にしなきゃいけないんですよ。
ご自身の健幸に投資することも大切なことなんですよ。
ぜひ、ご自身を大切にしてくださいね。