2021/09/13
少しずつコロナウイルス陽性者の人数が減ってきているように感じますね。
ワクチンの接種率が上がったからでしょうか?
ワクチンを打つ打たないの議論はどうでもよいのですが・・・
なぜ打つのか?
なぜ打たないのか?
正しい知識を持った上で、ご自身で納得できる判断をしていただけたらと思います。
また、先にお願いしておきたいのですが、ワクチンを打ったからといってコロナウイルスに感染しない訳ではありません。
・風邪のような症状
・感染者の多い地域への往来(ご家族も含む)
がある場合には、自己判断されずに必ずご相談ください。
そもそも、先程も書きましたが、ワクチンを打ったから感染しないということはありません。
これは今までにも経験がある方もいらっしゃると思います。
毎年冬になると流行していたインフルエンザは、ワクチンを打っていてもA・B両方に感染してしまう方がいらっしゃいますよね。
逆に、ワクチンを打っていなくても感染しない方もいらっしゃいます。
私はインフルエンザに罹ったことがないのですが、これは特殊なのかな?と思っていました。
鍼灸院をはじめて、多くの患者さまにインフルエンザに罹ったことがあるか尋ねたところ、罹ったことがないという方が意外と多いことにびっくりしました。
コロナもですが、罹った人数ばかり発表するのでとても多くの方が罹っているように思ってしまいますが、実際に人口の何パーセントが感染しているのか、ぜひ計算してみてください。
とても少ないんですよ。
死亡される方はもちろんもっと少ないです。
原因は報道のされ方です。
もちろん、これは全てにおいて同じですが、罹った方にとっては100%で、罹っていない方にとっては0%ということになりますので、%では計れないということになります。
なぜワクチンを打っても罹ってしまうのか?という理由は3つあります。
1つは、ワクチンを打っても抗体ができない方もいらっしゃるということです。
これはB型肝炎のワクチンのお話になりますが、病院では空気感染だけではなく、血液感染するウイルスにも注意が必要です。
就職したての頃に、「血液は尿や便よりも汚いと思って注意しなさい」と言われたことをよく覚えています。
B型肝炎はワクチンがあり、必ず接種するよう言われていましたが、何回打っても抗体ができないという方が一定数いらっしゃいました。
でも、何年もできなかったのに今年はできたという方もいらっしゃいました。
これがどういうことなのか?は詳しくわかりませんが、ワクチンを打てば抗体ができるということではないということです。
2つ目は抗体はなくなるということです。
インフルエンザのワクチンは毎年打つように、ずっと抗体が残っているわけではありません。
B型肝炎も毎年抗体検査を受け、少なくなるとまた接種していました。
近年では、一生抗体があると思っていたおたふくかぜ・麻疹・風疹などの子どもの頃に罹る感染症も、大人になってから抗体検査を受け、抗体がなくなっているためワクチンを接種しなければならないという方や、子供の頃に罹ったはずなのに大人になってからまた罹ってしまったという方が増えています。
この理由は長くなるので今回は詳しく書きませんが、抗体はなくなるのです。
特に、ワクチンで半ば無理矢理作った抗体程なくなりやすいのです。
3つ目はウイルスが変異して効果がないということです。
インフルエンザに関してのお話にはなりますが、病院に勤めていた頃、インフルエンザの季節になると、インフルエンザの勉強会がありました。
ワクチンを作っている製薬会社の勉強会です。
インフルエンザのワクチンは、流行しそうな型を予想して接種されます。
毎年、前年の予想が的中したかの報告があったのですが、的中して流行しませんでしたという年は一度もありませんでした。
毎年予想が外れるという確率も相当なものですから、それだけが原因ではないと思います。
ウイルスは容易に変化しますから、実は毎年新型なのかもしれませんね。
これはコロナも同じと考えます。
抗原(病原体)と抗体は鍵と鍵穴のような関係で、似ているからなんとなく作用するというものではありません。
次々に変異するウイルスに、次々に新しいワクチンを作ることは不可能です。
ということで、ワクチンを打ったから安心ともし思われていたら、感染を広げる可能性があるので今まで以上に注意をお願い致します。
すでにワクチンを接種されている方の感染もありますし、クラスターも発生しています。
ワクチンを打たなくていいですよというお話でもありません。
きちんと理解して、正しい行動をお願いしたいということです。
ついでですが、PCR検査が陰性だったから大丈夫ということでもありません。
陽性だから感染している訳でもありません。
信頼度は100%ではありません。
こちらもよくよく理解しておかれてください。
ですので、今まで通り、
・風邪のような症状
・感染者の多い地域への往来(ご家族も含む)
がある場合には、自己判断されずに必ずご相談ください。
本来は、風邪のひき始めに鍼灸はとても効果的なのです。
なので、このようなお願いはとても心苦しいのですが、ご理解くださいますようよろしくお願い致します。
ワクチンは重症化を防ぐとも言われていますが、これも基本的にはありえないと思っています。
重症化の要因は情報があまりに少ないのでわかりませんし、基礎疾患というのはどこまでが基礎疾患なのかわかりませんが・・・
日頃からの生活習慣に問題があるのではないかな?と考えています。
生活習慣に問題がある=生活習慣病予備軍とするならば、今は生活習慣病に罹患していなくても、リスクは高いと言えると思います。
何度もお伝えしていますが、感染したくない、重症化したくないのであれば、
・バランスのよい食事
・適度な運動
・十分な睡眠
をぜひ心掛けてください。
これができていないのにワクチンや薬に頼ろうとするのは限界があります。
今後も変異するであろうウイルスや、ウイルス以外の他の病原体や癌などに対しても有効なのは上記3つです。
コロナウイルスは、私たち人間に『考える』という素晴らしい機会を与えてくれています。
このことは今後の財産になります。
絶対にただただ怖かったで終わらないように、これらを踏まえて、どうすることが一番よいのかをしっかり考えてみてくださいね。