2020/12/21
昨日、毎月参加している勉強会がありました。
本当は忘年会もある予定だったのですが、昨今の事情を考慮してリモートで行われました。
本年度は『小児を極める』ということで、小児はりについての講義もあったりします。
小児はりについてはまた詳しくご説明したいと思います。
小児はりを勉強するに当たり、
・男の子と女の子の違い
・男の子と女の子の育て方の違い
・睡眠について
・食事について
・菌について
など、まずは周辺の勉強をしています。
これらについては毎月発行している【みかづきだより】でも連載しています。
ご興味ある方はご自由にお持ち帰りください。
近年、除菌や抗菌がいきすぎているなぁと感じてはいましたが、コロナウイルスの流行が更に拍車をかけました。
除菌や殺菌は本当に必要でしょうか?
健康に問題は起きないでしょうか?
子供たちだけではなく、大人にももちろん大切なことなので、今回は”菌”について書いてみたいと思います。
”菌”と”ウイルス”は違いますが、ここでは分けずに書いていきます。
”菌”でも”ウイルス”でも、病原性のあるものとないものがあります。
病原性がなく、人間の体内で共存している”菌”や”ウイルス”はたくさん存在しています。
”常在菌”と言います。
”菌”や”ウイルス”は人間の身体ではできないことを代わりに行ってくれる、大切なパートナーです。
これを「共生」と言います。
小学校の理科でも習ったのではないでしょうか?
身体に必要な”常在菌”は、まずは産まれる時にお母さんからもらいます。
ということは、お母さんの持っている”常在菌”がとても大切ということです。
妊娠・出産を希望されている方は、ご自身のもっている”常在菌”を大切にしましょう。
産まれてくるお子さまの健康状態などに大きく影響します。
産まれた後は、色々なものを触ったり、口に入れたりすることで、体内に”菌”や”ウイルス”を取り込んでいきます。
もっている”常在菌”は人それぞれ違うので、もっていない”菌”や”ウイルス”を取り込むための本能です。
が、汚いということでこれを避ける傾向があるめ、必要な”菌”や”ウイルス”が取り込めない、つまり免疫力が低くなってしまうのです。
色々なものを口に入れたり、外でどろんこになって遊んだり、いろんな人に抱っこしてもらったりしながら、”菌”や”ウイルス”を取り込める環境をつくってあげてください。
3歳までにいかに”菌”や”ウイルス”を取り込めるかがとても重要です。
三つ子の魂百までという言葉はこういうことなんです。
もちろん、過剰な消毒・除菌・抗菌・殺菌・手洗い・うがい・抗生剤はよくありません。
病原性のある”菌”や”ウイルス”だけを除去できればよいのですが、必要な”菌”や”ウイルス”いわゆる”常在菌”も除去してしまいます。
一度除去された”常在菌”は、元に戻るのに3ヶ月かかります。
”常在菌”は身体の中に有害なものが入ってこないようにバリアの役割をしていますから、3か月間バリアがないということになります。
怖いですね。
以前のブログに同じようなことを書いていますので、まだ読まれていない方は併せてご覧ください。
腸は体内なのか?体外なのか?
また、病原性のあるものでも、感染することによって免疫が獲得され、強くなるのです。
その機会を奪ってしまうことも、将来のことを考えるとよいこととは言えないのではないでしょうか?
本来、”常在菌”がじゅうぶんに存在していれば、病原菌は3分程でやっつけられます。
消毒・手洗い・うがいは必要でしょうか?
その度に”常在菌”を失い、どんどん無防備になっているんですよ。
あと大切なのはやはり食事です。
日本人には日本食です。
日本食には味噌・醤油・漬物・納豆などの発酵食品が豊富に含まれていいます。
現在は全国各地・世界各地の様々な料理や食材が簡単に手に入りますが、それらはその国・その地域に住んでいる人たちに合う食事・食材です。
日本人はなるべく日本食、なるべく住んでいる地域で採れた食材を使って、身体にあった”菌”や”ウイルス”を取り込みましょう。
どうしても難しい方はサプリメントもおススメです。
が、サプリメントの質はとても大切ですので、よくよく吟味されてくださいね。
みかづきではこちらをオススメし、たくさんの嬉しいお言葉をいただいております。
乳酸菌エイチジンすごいよ~
ただ、いくらよいサプリを摂取しても、普段食べられているものによっては効果が発揮されないこともあります。
・防腐剤
・添加物
・着色料
・化学物質
の摂取には気を付けたいですね。
そして、良質な睡眠と適度な運動も大切ですよ。
最後にもう一度書きます。
人間は”菌”や”ウイルス”と共存しています。
これはどんなに医学や科学が進歩しても変わることはありません。