2020/05/16
前回の身体編はご覧いただけましたか?
まだの方は
自分自身をもっと知ろう 身体編
まずはこちらをご覧くださいね。
西洋医学では身体と心は別々・・・
身体も色々な部位に細分化、専門化してしまいます・・・
が、東洋医学は身体全体として捉えます。
もちろん心も含みます。
心はどこにあるのか?というと、心=心臓にあるとされます。
身体の不調は心の不調につながりますし、逆もまた然りです。
体調が優れないのに気持ちは晴れ晴れとか、その逆はあまりないですよね?
みなさん経験があると思います。
ただし、最近は西洋医学でも腰痛の80%以上は精神的なものと言われるようになりました。
いわゆる原因不明ということですが・・・
精神安定剤を処方されることもあるそうで・・・
ここのところ、いつもとは違う体調不良や痛みを訴えられる方が増えています。
中でも多いのが腰痛です。
以前にもどこかでお伝えしたのですが、腰は腎臓と深く関わりがあります。
腎臓は生きていくためのエネルギーを蓄えておくところなのですが、不安や恐怖などで蓄えていたエネルギーを消耗してしまいます。
今、すごく大きな不安を抱えている方もいらっしゃるとは思いますが、ご自身ではあまり感じていない小さな不安が積み重なっている方が多いのではないかと思います。
もちろん、コロナウイルスの影響で・・・
感染したらどうしようという恐怖や不安が積み重なったり、1日中感染しないように緊張してはいないでしょうか?
これをきちんとご自身で感じてあげる必要があるんです。
湧き上がってくる感情を消すことは難しいのですが、受け入れてあげるんです。
怖いよね、でも大丈夫だよって。
ちょっと違うかもしれませんが、私がまだ病院で働いていたころ、部署に同じ資格を持った人がいなくて、誰が自分の上司なのか、どこに属しているのかわからない時期がありました。
1人だったので嫌われたりしたら大変です。
嫌なことやおかしなぁと思うことがあっても、自分が我慢すればいいかと心に蓋をしてしまったことがありました。
私は何も感じていない、気にしていない・・・と。
すると、確かに気にならなくはなったのですが、体調がおかしくなりました。
私は胃腸が弱いので、胃のムカムカや下痢が続く日々・・・
全部吐き出せばいいというものでもありませんが、自分自身だけはつらいということを認めてあげる必要があったんだろうなぁと後々になって思いました。
先日、腰痛を訴えて来院された方が、いつもは腎臓が弱いなと感じないのに、その日は弱くなっているなと感じました。
これは脈で判断しています。
最近ストレスがたまってないですか?と尋ねると、ストレスが関係あるんですか?と聞かれたので、先程の腎臓のお話をさせて頂きました。
すると、腑に落ちたのでしょう、ポツポツと話してくださいました。
私と同じように、自分が我慢すればいいと思われていたのです。
そうしなければならない時もあります。
でも、自分だけは辛かったねって受け入れてあげないと、本当に身体や心が壊れてしまいます。
最近、白髪が急に増えたんですと言われる方もいらっしゃいました。
私はまだ実際に見たことはありませんが、とても辛いことやショックなことが起こったとき、一晩で髪の毛が真っ白になることが本当にあるそうです。
髪の毛も腎臓と関係しているので、一晩で腎臓の元気がなくなってしまって白髪になると考えられます。
白髪が増えたと言われた方も、すごく大きな不安や恐怖を抱えられている訳ではないのですが、きっと小さな不安などが積み重なってきているのではないかな?と思います。
きっと今の状況が改善されてくるとなくなるんじゃないかなとは思っています。
こんな風に、心・気持ち・考え方などは身体にも影響を及ぼします。
ただ蓋をしていても解決はしません。
逆に考えすぎたり、悩み過ぎたりしてもまた身体に不調が出てきます。
鍼灸でその方の悩みやストレスの原因を取り除くことはできませんが、逆に身体を整えることで心が整ったり、ストレスに強くなったりすることはできます。
実際に、不安な時に安定剤を服用されていた方が服用しなくても大丈夫になられています。
そして、何度も書きますが、ご自身の心の悲鳴を受け止めてあげることが一番大切です。
ご自身の身体と心は、ご自身が一番理解していなければ誰にも本当の意味で理解してもらうことはできないのです。
どのように向き合っていけばわからない方は、ぜひスタジオのレッスンを受けにきてみてください。
え?スタジオレッスン?と思われるかもしれませんが、身体の声は身体を動かしてみないとわかりません。
当スタジオでは
・他人と比べない
・自分の身体を感じる
・自分の身体と相談しながら行う
をモットーにさせて頂いています。
身体の声を聴けるようになれば、心の声も聴けるようになりますよ。
そういった意味で、ヨガはいいですよね。
ぜひ、ご自身の身体と心の声を聴けるようになってくださいね。